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2.津波防災まちづくり。
2011年3月11日の東日本大震災を契機として、日本人は、地震と津波をセットとして考えるようになったと思います。過去にも奥尻島など、津波被害を受けた例はあったものの、やはり東日本大震災が、地震による被害を想定する上で、『津波』を大きく位置づけたことは間違いないでしょう。

10月25日(金)、釧路市生涯学習センターにて、『北海道津波防災まちづくりシンポジウム in 釧路』が開かれましたので、早速出席してきました。
防災に精通されているお二方の講師をお招きして、色々なお話しを伺うことが出来ました。
東日本大震災の折、釧路市では最大2.1mの津波により、釧路市河口部両岸地域で浸水被害がありました。
道が昨年発表した津波浸水予想図によると、可能性のある最大クラスの津波高は、浜中町琵琶瀬で34.6m、釧路市釧路川河口で9.6m、白糠町の沿岸部では14mから17mと想定されているとのこと。

大規模な津波に対しては、「逃げる」ことが、最重要だとおっしゃっていました。
さて、逃げる場合の注意事項としては、
@ ラジオなどで情報を把握する。
A 避難警報が発令されたら、速やかに逃げる。
B なるべく徒歩で避難する。
C 一度避難したら、決して家などへ戻らない。

避難場所をあらかじめ確認しておくことは勿論、家族との連絡方法を決めておくことも大切です。
携帯電話が繋がりにくくなることが予想されますので、いざという時、慌てないように、予め決めておくことが大事なんですね。

以前テレビで、離ればなれになった二人が巡り会うためには、二人とも動き回って相手を探す方がいいのか、一人が動き回ってもう一人がじっとしている方がいいのかという企画を放送していました。両方とも、それほど大差はないように記憶しているのですが、動き回るにしても、じっとしているにしても、「自分がここにいる」っていう情報を発信することが大切だったように思います。
人づてに口コミで情報を流すとか、ツイッターやラインなどを活用するなど、一昔前より情報発信の方法は色々ありますから、これらを駆使するといいですね。
最近では、地震による津波ばかりではなく、大雨による被害も、全国各地で見受けられます。
多分、日本の気候が変化したということも原因の一つではないでしょうか。白糠町でも、20年前より雨が増えていると思います。
道民は雪より雨の方が苦手のような気がしますから、こちらにも気をつけて、日頃から対策を考えておくことが必要ですね。
3.ISOの外部審査を受けました。

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