建設業以外の皆さまにとっては、施工した工事に点数が付けられること自体、ご存じないかもしれませんが、開発局や北海道発注の工事には、施工後 成績として点数が付くのです。おおよそ満点は100点ですが、施工状況や出来形、創意工夫、社会性など採点項目は細かく分類されています。発注者によって、採点方法は色々ありますので、一概に何点とればいい、ということもないのですが、高得点を得れば、表彰の対象となることもしばしばです。
開発局で言うと、記事にもあるとおり、80点以上獲得した企業が、年を追う毎に増え、2018年度は37%になったということです。
一企業に限って考えると、施工した開発局発注の工事、全てに点数が付きまして、その平均点が、以降の工事受注に及ぼす影響があると聞き及びます。
現場代理人は、施工した工事のみならず、会社の行く末も担っていると言えるのではないでしょうか。

では、どうすれば高得点が得られるのか…。
記事には、週休二日制の実施が、工事成績の評価要素になっていることから、週休二日制の実施達成が、成績を押し上げた可能性がある、とあります。
同新聞の5月9日(木)の記事には、週休二日制について、完全な現場閉所の週休二日のみならず、実際の作業日で判断し、休日取得状況に応じて、週休二日制を評価するという記載も見られます。
色々な働き方改革が模索されている中、現場でも週休二日制を目指していく必要があるようですね。
現場施工において、現場代理人は考えることが沢山ありますが、この記事も一つの参考になるといいと思います。
春の訪ない
そして、ますます初夏へと向かう…。
2.本別にも出張!

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