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白糠町は、今年のゴールデンウィークに引き続き、またまた大雨の被害を被りました。
10月12日(金)、夕刻から夜半にかけて降った大雨により、国道38号線に沿って走るJRの線路脇の山が土砂崩れを起こしました。
この土砂崩れにより、刺牛、岬の国道38号線に土砂が流れ出し、一時通行止めにせざるを得ませんでした。幸い、民家が押しつぶされるような被害まではなかったのですが、一箇所ではなく、数箇所の土砂崩れが同時に発生し、国道をまたいで民家の玄関まで土砂が押し寄せるほどでした。
何とか、国道は4時間程度で通行できるまでにはなりましたが、聞くところによると、一旦白糠町から釧路市へ出かけていた人は、白糠町へ戻ることが出来ずに、引き返したとか。JRも13日(土)いっぱいは止まっていたので、一つしかない通行の手段が絶たれた時には、そういうこともあり得るのか、と改めて認識した次第です。

考えてみると、近年、雨が沢山降っているような気がします。元々降雪地帯ですから、雪に対しては色々対策されていると思うのですが、雨対策はどうでしょう?そもそも雨が少なかったのですから、雨による被害の予想が出来なかったということもあるのかもしれませんね。
地球温暖化の影響かどうかは分かりませんが、気候が北上してきて、北海道も亜熱帯化してくるのかもしれませんから、今後、雨対策が必要になる可能性も大ですね。
さらに言うと、白糠町と釧路市をつなぐ道路がもう1本あれば、生活に安心感がぐっと増すと思うのですが…。
今回のようにJRも同時に止まってしまうと、物資運送にも影響が出ると思いますので、迂回路のないこの地区に、選択肢を増やしてほしいなあ〜と、思ったりする訳です。

ともあれ、その後土砂を撤去して道路を綺麗にする作業に数日を要しました。ご協力頂きました住民の皆様、ありがとうございました。
今後とも、国道維持に際しまして、何卒ご協力の程、よろしくお願い致します。
4.太陽光発電って?
東日本大震災による福島原発の事故発生以来、全国の原子力発電所の運転は控えられ、世間はもっぱら再生可能エネルギーの利用へ向けて走っているようです。
白糠町郊外の釧白工業団地にも、株式会社ユーラスエナジー白糠が大規模太陽光発電所を建てるということで、現在ソーラーパネルを設置する工事を進行中です。
いわゆるメガソーラーの発電所です。これは30メガワットという非常に大規模な、他に類を見ないものですが、この度白糠町商工会運輸建設部会においても、太陽光発電の見学会が設けられましたので、今回はその内容をご紹介します。
メガソーラーと一口に言っても、1メガソーラーから30メガソーラーと、その規模は様々です。
(ちなみに1メガワット=1,000キロワット)
1)土地が確保できること、
2)気温が低い方が発電効果が出るということで、寒い地方
という条件を満たすということで、現在はダントツで北海道におけるメガソーラーの建設予定が多いと聞きます。
写真は、個人で運営されている32.1キロワットの太陽光発電パネルです。660平方メートルに214枚の太陽光発電パネルを設置、全量買い取り制度を利用して、発電する電力を全て北電に売っているということです。


帯広市の柳月では、1メガワットの発電所を建設中です。28,800平方メートルの敷地に6,465枚のソーラーパネル(太陽電池)を設置するとのことです。規模が大きくなればなるほど、資金も掛かる訳ですから、誰でもおいそれと出来ることではありませんが、色々な企業が太陽光発電に参入しようとしているのが現状です。

もっとも、今年建設を始めているものがほとんどですので、誰にも実績がないというのも本当です。どのような問題が今後発生するのか、どのように対処すればいいのか、今のところ見えていないという印象も受けました。
原子力が利用できないとなれば、自然再生エネルギーを利用するしかないのでしょうが、今後もその行方を見守りたいと思います。
テレビのコマーシャルでよく見かける、キラキラ光るパネルではなく、これはCIS太陽電池と言うものだそうです。光ってはいません。黒色でシックなデザインです。
5.ちょっと気になる新聞記事。

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