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まだまだ寒い北海道。
そんな寒々とした夕暮れに揺れるアイスキャンドルの灯が、私達の心にも暖かい灯をともしてくれるようです。
北海道銀行白糠支店前に並ぶ17個のアイスキャンドル。
作成者は、支店長代理さんです。バケツに入れた水は一晩で凍るとか…。絵の具で色を付けるなど、色々と工夫したこともあるそうです。
揺れている灯はローソクですが、安全管理にも充分注意して、営業時間が終わると火を消しているそうですから、揺れる灯を見ることが出来るのは、ちょっとの時間ということになりますね。
夕暮れ時、家路を急ぐ道行く人に、雪が降る日のキャンドルの灯は、どこか暖かくて、目にも心にも安らぎを感じるのでした。
3.白糠町のエゾシカ事情。
北海道は広大な自然を擁する日本の食料庫である、という表現をよく耳にします。
なるほど第一次産業に携わる沢山の人がいますからね。農業然り、漁業然り、林業然りです。
北海道の食料自給率は200%だとも聞きます。道内だけではなく、日本全国にとっても、食料庫という意味で、重要な位置を占めているのだろうと思います。
しかし、第一次産業に関わる色々な問題を、他県と同様に北海道も抱えているように感じます。
跡継ぎの問題、技術の問題、資本の問題、収入の問題、流通の問題、その他諸々、きりがないくらいですね。その内容も、対人、対自然、対行政、様々です。
ここに、エゾシカの増えすぎという問題があります。まさしく道東が抱える問題の一つです。
自然環境のバランスに、人が介入するのも如何なものかという気もしますが、被害が深刻な場合は何か対策を取らねばならないのも致し方ありませんよね。
釧路警察署管内における、エゾシカと車輛との衝突事故だけでも、平成23年は222件が発生しているそうです。その内、白糠町は49件と、釧路市の54件に次ぐ多さです。交通事故だけでなく、餌不足から農地を荒らしたり、木の皮を食べたり、被害が出ているようですから、何らかの対策が必要ですね。
道は2月中旬に3日間、陸上自衛隊などの協力を得て白糠町の山林でエゾシカの駆除事業を実施したそうです。ハンターを勢子としてシカを追い立て、ヘリコプターからの情報と連携して安定的な駆除を実施した、と新聞などでも報道されました。駆除数は合計92頭だったそうです。まだまだ目標には達していないようですが、一定の効果を上げたということでしょうか。来季以降も、この駆除活動は継続されるようですので、経過を見守りたいと思います。
4.ちょっと気になる新聞記事。
今回は、2月17日(金)の北海道建設新聞から灯油の価格に関する調査結果記事をご紹介します。
そう言えば、今回の冬は例年になく寒い日が続いたせいか、例えば1月の我が家の燃料費は、目玉が飛び出るほど高く、ビックリして明細書をまじまじ見てしまいました。間違いなく去年の倍以上掛かっています。
寒がりなので、部屋の温度を上げると、燃料費が嵩むという構図は、これまた間違いない原因と結果の関係です。結果を見るとため息が出ますが、暖かく過ごせたことは良かったと思うべきでしょうか。
ガソリンスタンドの職員に、「3月に入るとまた値上がりします」と、さっき聞いたばかりなので、またまたショックな状態なのでした。1リットルにつき5円値上がりするということは……またまた家計が苦しくなる予感。
早く暖かくなってほしいと切に願う今日この頃です。