春はやってくる
平成23年4月28日
なんやかやと言いつつ、春はやって来るものです。
ひと雨毎に緑が増えつつあります。
春は、希望に満ちている季節でもあります。
植物が芽吹き、エネルギーにあふれています。
一年中、恒常的に生きているように見える人間もその影響を受けずにはいられません。
部屋の中に一輪の花を飾るだけでも、空気が違ってきます。空間にメリハリができて、引き締まる気がします。道東のこの時期、まだ野辺に花はありません。いっとき冬が春に変わる瞬間に、息継ぎでもするみたいに、花も何もない季節があるのです。
でもこの後、花が咲いて、周りが緑にあふれてくることを私達は知っています。
だからこの季節が好きなのかなあ…。
花を見るまで、もうちょっと頑張ってみようかなあって思う今日この頃です。
皆さんも、健康に留意して、お元気にお過ごし下さい。
1.緊急事態訓練を実施しました。
3月11日(金)に東日本大震災が発生し、その被害の大きさに、日本中が声を失いました。とりわけ津波の威力を目の当たりにした後は、これまでのリスクアセスメントを見直す必要性を感じました。総務部でも非定常時の『地震』における危険源に『津波』を増やしたところです。
4月19日(火)には、全社を対象とした緊急事態訓練を実施しましたので、ご紹介します。
当日は、午前9時30分に震度5の地震が発生したという設定で、国道392号と国道38号の道路パトロールを実施しました。パトロール車からの連絡を、無線にて本社で集約し、随時ホワイトボードに記録しながら、状況を把握します。
一口にパトロールと言っても、異常箇所を見つけた場合に備えて、何を車に搭載しておくべきかを考えなければなりませんし、蛍光チョッキを着用するなどの装備についても考えなければなりません。異常箇所を見つけた場合の、写真の送信方法も用意しておく必要があります。無線で連絡が可能な場所ばかりとは限りませんから、無線の使用可能(または不可能)スポットを確認しておく必要もあります。過去にも訓練を実施してきましたので、職員もかなり手際よく実施出来たとは思うのですが、毎回それなりに問題点が発見されるものです。訓練の結果は、労働安全衛生協議会において評価して、今後の改善にフィードバックすることになります。
総務部では、地震発生後停電したという仮定で、発電機による電力確保の手順を確認しました。過去に何回も実施していますので、問題なく出来たと思います。本社に備えておく非常用備品、例えば乾電池などについても点検し、補充しておく物がないかどうかも確認しました。
当日は約1時間半で訓練を終了したのですが、3月の大震災の時もそうでしたが、国道の通行規制に当たる場合などは、丸一日以上を要することが珍しくありませんから、その場合の職員の食料確保も総務部の仕事です。3月11日の震災の時も食料は用意したのですが、量が不十分だったことが分かりました。その他にも、ガソリンの確保など、考えておく必要があることはまだまだありそうです。訓練はやりっぱなしにしないで、結果を検討することが必要ですね。このような時期だからこそ、皆さんの職場でも緊急事態訓練をしておくことをお勧めします。職員の避難についても各職場で考えておくと良いと思います。各人でも心づもりをしておくと大分違いますよ。ぜひ一度実施してみて下さい。

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