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さて、秋と言えば、弊社で認証を取得しているISO9001:2000(品質)及びOHSAS18001:2007(労働安全衛生)の外部審査の時期でもあります。品質と労働安全衛生におけるマネジメントシステムを弊社が有効に運用しているかどうかを、外部の審査機関にお願いして審査してもらう訳です。
今年度は、品質のサーベイランス並びに労働安全衛生の再認証ということで、複合審査を受けましたので、その様子をご紹介します。
審査は2日間に渡って、品質の審査員と労働安全衛生の審査員の2名により実施されました。品質においては、決まったことを決まった通り実施しているかどうか、労働安全衛生においては、前回の認証取得時からこれまでの3年間の活動をきちんと実施し、それが有効に機能しているかどうかを重点的に審査されるということでした。審査の対象としては、経営者、品質の管理責任者、労働安全衛生の安衛管理者、建築部、土木部、総務部、現場を1つでした。
毎年受けているとはいえ、やっぱり外から迎えた審査員と対峙すると、ちょっとドキドキしました。業務を、定めた手順通りに有効に実施しているかどうか、改めて胸に手を当てて考えてしまいました。
今年は、1回も直接に審査を受けたことのない現場代理人の現場を審査対象にしたので、特にその現場代理人は緊張したことでしょう。こうした経験を通して、業務の手順の必要性や、その業務の持つ意味を再認識し、今後に活かしていけるといいと思います。
今回、特に審査員がおっしゃっていたことは、労働安全衛生においては、小規模の工事についてもマネジメントシステム運用を疎かにしてはならないということでした。会社として工事規模別に、管理の手順を定めても不適合ではないが、小規模工事においても大規模工事と同様の危険源はあるのではないかとおっしゃっていました。実際に、弊社の小規模工事において、法の順守についての定期的な評価の記録がないことを指摘されました。改めて、労働安全衛生マネジメントシステムは何のために運用するのかを考え直したところです。
審査の結果は、重大な不適合はありませんでしたが、修正若しくは是正が必要な不適合Bが若干ありました。
その他に、品質目標達成のための実施事項の定め方について、その実施事項を次のどのようなアクションに繋げていくかが大切である、などという有効なアドバイスもいくつか頂きました。
今後の業務に役立てていきたいです。ありがとうございました。
審査の様子です。
限られた時間の中での審査ですから、審査は、どうしてもサンプリングになりますが、審査員の方もテーマを決めて審査されているのだと思います。毎年、重点的に質問される箇所が微妙に異なるように感じます。不適合は見つからないようにするよりも、見付けてもらった方がいいと思います。改善する箇所を教えて頂く訳ですから、有り難いです。今回、総務部に関して不適合はありませんでしたが、本当に大丈夫でしたか?無いなら、無いで、ちょっと心配です。他部門への指摘を参考に、今後も精進したいです。
2.ベストチェックリスト賞、おめでとう。
弊社では、品質と労働安全衛生のマネジメントシステムを運用するに当たって、内部監査を定期的に実施しています。年度はじめに管理責任者と安衛管理者が立てる内部監査計画に従って、1年に2回、春と秋に実施します。今回も9月末の外部審査に先立って9月15日(月)に実施されました。内部監査員は、その監査の度に管理責任者と安衛管理者が指名しますが、大体、3名を1チームとして、2チームです。
指名された内部監査員は、“内部監査規定”に従って、対象審査部門に審査通知を出し、チェックリストを作成し、内部監査を実施し、結果をまとめ、不適合に対する処置を確認し、必要なら是正処置まで実施します。密かに社内では、外部審査より厳しいのではないかとささやかれています。
今回の内部監査では、経営者に対する監査において、いつもより踏み込んだ『それでいいのか?』というツッコミが、鋭くて良いということで、池田くんがベストチェックリスト賞を受賞しました。おめでとうございます。ちなみに商品は、しゃぶしゃぶ牛肉でした。他の監査員の皆さんも、今回は残念でしたが、次回のベストチェックリスト賞目指して頑張りましょう!
職員会議の席で、受賞が発表されました。管理責任者から商品が贈呈されました。これからも頑張って下さいね。
3.安全運転、お願いします。

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