前ページ

イルミネーションがきれいに飾られ、ジングルベルの音が街中に流れる中、ふと幼き記憶がよみがえる、クリスマスプレゼント。
母が毛糸で手編みした靴下の中に、おまけ付きのグリコキャラメルが1箱。
朝、目を覚まして大喜びでした。
母は言う。『サンタのおじさんが大きい白い袋を肩にしょって、煙突から入って、持ってきた。』  ビックリ!
次の年、ジングルベルの曲が流れる24日夜、どんなサンタが来るのか、寝ないで見るゾーと頑張った。しかし、いつしか夢の中。朝にはプレゼントがきちんと届いている。
友達に小4のころ、真実を聞くまでは信じ込んでいたものである。
大きくなり、考えてみると、集合煙突どころか、4寸の円筒、どうしてそんなことができるのか、分かりそうなものである。
それからもしばらくは、グリコキャラメルからサンタさんの靴の中に入ったお菓子に変わりながらも、枕元に置いてあった。
貧乏な生活の中から、親は喜びと夢を与えてくれたのでしょう。
今では、情報は豊かになり、高価なゲーム、豊富な食など、欲しいものは何でも手に入る。
こんな昔話をしても、平和で幸せな子供達は???でしょうね。
『信じられナーイ。』と言って、笑うでしょう。

でも昔はそうだったんですよ。
小さな事でも大きな喜びと感じれば、本当にそれは大きな喜びになると、誰かが言っていました。
今年、あなたは誰かに喜びをあげられましたか?
5.テレビから……ワーキングプアの特集を見ました。
困難な状況と闘いながらも、真面目に生きようとしている人達。
努力しても、働いても働いても抜け出すことの出来ない貧困層、弱者。
ある女性は、離婚して4才と6才の子供を育てるため、1日4時間しか寝ることが許されず、昼夜パートと働いて、月10万円。
80過ぎの老人が、アルミ缶を集め売る。月3、4万円。健康を害したら、少ない年金で生活できないと嘆いていました。
病気の軽い人は、働きたいが受け入れてくれる職場がなく、薬代、病院代と医療の負担率は高くなり、どうしたらいいかと困っていました。
自分がこの立場になったらどう生きようかと、胸がふさがれる苦しい気持になりました。

今年の漢字は『命』と決まったそうですね。
今年は、幼い命が失われる悲しいニュースがいっぱいありました。
真面目に、みんな一生懸命がんばっているのに、どうしてでしょうね。
幸せの形は十人十色でしょうが、国民全員が幸せを感じる、美しい日本の国になってほしいです。
ししゃもは、体長12〜18p。
日本にのみ分布する日本固有の魚で、しかも北海道の太平洋岸にのみ生息するらしいです。
柳葉魚(ししゃも)の名の由来は、アイヌ語のススハム、またはシュシュハムからきているということです。