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次は管理責任者と企画委員会への審査。
企画委員会というのは、弊社が作った組織で、主に品質マネジメントシステム運用のためのマニュアル、規定といった文書の内容に関して、業務の手順が妥当かどうか検討したり、改訂が必要になった場合に、実際の改訂作業をする組織です。
管理責任者は、弊社の品質マネジメントシステムの責任者で、社長が指名しています。

審査を受ける際には、プロジェクターを使用し、必要な記録等を画面に映し出して、全員で検討しています。
翌日の最初は、現場への審査。
現場はいくつかありますが、全部の現場に入るのは無理なので、その中からいくつかの現場を審査します。
これは、平成16年度公営住宅整備事業(朝日団地)建築主体工事の現場です。審査の場所は、現場に設置された現場事務所です。

この現場については、『現場紹介』のページも参照して下さると、なおよく分かると思います。

現場における供給者(下請)への教育の内容やその教育の有効性の評価、現場でとった予防処置、各種検査について、供給者への発注内容に関してなど、年ごとに突っ込んだ質問に、現場所長も緊張した面持ちでした。
次は、建築部、土木部、総務部への審査。
各1時間程度を要しました。
各部で実施した是正処置、予防処置について、特に苦情や検査の不適合から発生した問題に対して、今後二度と同じ不適合を発生させないためにはどういうシステム作りが必要かという継続的改善について、多くの時間が使われていたようです。
又、各部で実施しているデータの分析とその利用状況についても、ただデータを集めることが目的になっていないかどうか、データは次の改善につなげるために集めるもので、そのデータを分析して次の改善につなげることが重要であるということが言われていました。
教育についても、今弊社にはどのような力量の人が必要とされているのか、そのためにはどのような教育が必要なのかを明確にして計画することが大切であるということが言われました。実際には実施しているけれども、教育として位置付けられていないものを、どのように把握していくかも今後の課題として示されました。

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