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ここで言う 「より良くなる」 とは、どういうことかというと、誰がやっても間違いなく業務が遂行できる手順を作るということです。
労働安全衛生で言うと、日頃から、事故とまではいかなかったけれども、 “ヒヤリ・ハット” した事例を情報として収集し、事故が起こる前に、どうすれば予防できるかを考えて周知しておく、という手順を整えることも、より良いシステム作りと言えます。
今回の内部監査では、お陰様で、品質・労働安全衛生の両方とも不適合はありませんでした。
サンプリング監査であるということも踏まえ、今後も引き続き、システムを維持していこうと考えています。
勿論、改良点を抽出することも…。     (※百)
ご存じの通り、会社として事業を営み、各部署で責任を持って仕事をする上で、内部監査という手続きは、必須です。定められたことを定められた通りに実施しているか否か、外部部署から監査してもらうことになります。
特に弊社はISOの認証を頂いていますので、規定に則って、定期的に内部監査が実施されます。
品質と労働安全衛生のISO、両方に対して、監査を受けます。
大事なのは、不適合を出さないことよりも、不適合が出た場合に、どのようにして改善していくかということです。改善を継続することにより、システムがより良くなっていくことが大切です。
白糠ふるさと振興協会・カミングパラダイス実行委員会 主催で開かれたカミパラ祭り。
弊社も、地元で建設業を営む企業として、清水電機鰍ウんとご一緒に、毎年お手伝いさせて頂いております。
「高い場所から白糠町を見てみよう」 ということで、『スペースUFO』 は、ちびっ子達に人気です。
夜になると、ピカピカ光って、さながらUFOのようです。
それにしても、少子化の影響か、子ども達がそんなに多くないように感じるのは、私だけでしょうか。
順番待ちはあっても、都会と違ってそんなに待つこともなく、すんなり乗れるのは魅力的ですね。
狙い目のアトラクションですよ!
皆さん、来年も また どうぞ。
建設業において、公共工事を受注しようとする時、避けては通れないものが、経審です。

工事種類別平均完成工事高 (X1点)、
自己資本及び平均利益額 (X2点)、
経営状況評点 (Y点)、
種類別技術職員数及び種類別年間平均元請完成工事高 (Z点)、
社会性等 (W点)

これらの、X1点、X2点、Y点、Z点、W点 を算出し、さらにはそれぞれの点数に係数を掛けて、合計したものが、最終的な P点 と呼ばれる総合評定値になります。

公共工事を受注しようとする建設業者は、毎年この経審を受けて、P点を頂きます。
さらにこのP点を元に、発注者毎に2年に1回、建設業許可業種別の格付け(ランク)を頂くことで、その後の入札に臨むことが出来るのです。
この工程を考えるとき、建設業ほど厳しく工事高や経営状況を管理されている業界はないとさえ思えます。
勿論これは、皆さんの税金によって作られる公共建物や橋や道路を担うのですから、当然と言えば当然とも言えるのですが…。

さて、今回の記事は、この経審の中の W点(社会性等) に関する評価方法の改正についてのものと思われます。これまで経審には関係してこなかった、各技術者が教育を受けて取得するCPD単位を、このW点に反映させようというものです。これまで、入札における総合評価で加点対象だったものが、経審においても加点対象となるということでしょう。
記事の内容を見ると、所属する全ての技術者が取得したCPD単位の 「平均値」 を評価する、というところが重要ですね。今後一層、技術者のレベルを上げようという姿勢が伺えます。

さらに、9月17日(火)の同新聞の記事によると、CCUS(建設キャリアアップシステム) の運用に伴い、建設技能者の能力評価制度を活用し、レベル4やレベル3の技能者に、経審の Z点(技術職員等)で加点していく方針らしいです。
「技能者」 と 「技術者」 は異なるものですので、例えば弊社にしてみれば、技術者のCPD取得を今後なお一層 積極的に実施していくことが必要なのだと思います。
他にも、建設業経理士について、これまでは資格取得のみでW点が加点されていましたが、将来は資格取得後の講習受講をW点加点の条件とするという話もあります。

技術者や経理士の質の向上は、いつの時代にも望まれるものですので、学習する機会を与えてもらえるのは有り難いことですね。学習や研鑽は個人としての資質にもなりますから。
そして、その個人の資質が、会社全体のレベルにもつながることを認識しつつ、日々勉強したいものです。
勉強は、ずうっと続きます。まずは、資格取得して技術者になるところがスタートですね。
頑張りましょう。

ちなみに、CCUS(建設キャリアアップシステム) については、平成30年11月号の “ちょっと気になる新聞記事” にも掲載がありますので、参照してみて下さい。

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