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3.もうすぐ、クリスマス…。
転倒災害防止対策として推奨されることは次のようなことです。
1.事業場敷地内、駐車場、出入り口、通勤経路等の滑りやすい場所を確認し、「危険マップ」 を作成することにより、労働者に周知する。
2.靴は保温性が高く、かつ、滑りにくいものを使用する。
3.小さな歩幅で、靴の裏全体をつけ、「急がず、ゆっくり」 歩く。
4.通路等は凍結防止対策(融雪剤、砂の散布等)を講じる。
5.屋外や屋外に通じる階段には、滑り止めを設ける。
6.服やズボンのポケットに手を入れたまま歩行しない。
7.初めて北海道の冬を経験する者に対して、雪道の歩き方などの安全教育を行う。
この他にも、雪道でスリップした車輌が人にぶつかったり、他の車輌と衝突したりする事例も報告されているようですので、自分も含めて、周りの状況をしっかり把握し、事故防止に努めたいですね。
何しろ、雪道は滑りますので、「ゆっくり」 ゆとりを持って行動することが大事です。
注意力や判断力は、意に反して、歳とともに目減りしていくような気がする今日この頃。
「言わなくても分かるだろう。」 ではなく、ちょっとしたことでも声に出して、お互いに注意し合うことで、小さな事故から なくしていきましょう。
1件の大きな事故の裏には29件の軽微な事故、そして300件のヒヤリ・ハットがあるとされるハインリッヒの法則を思い出して、ちょっとしたヒヤリ・ハットも疎かにしないようにしたいですね。  (※百)

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