前ページ

この日は7つの現場を安全パトロールしました。
全てをご紹介したいところですが、それはなかなか難しいので、今回は川の現場をご紹介します。昨年、集中して上陸した台風による災害の復旧工事です。
釧路川右岸の築堤・護岸工事…と言えば一言ですが、工事は色々な手順を踏んで進められます。川を仮締切して水の影響を受けないようにした後、法面にブロックを張って護岸するという流れですが、色々な機械を使って、色々な種類のブロックを適切に設置していきます。この築堤・護岸がしっかり出来てこそ、市街地の安全が守られるという、なくてはならぬ工事だと思います。
自然相手の工事ですので、ままならぬ状態もあるとは思いますが、作業員の安全第一で進めて下さることをお願いしたいです。
そう言えば、当日の安全パトロールで、社長があらゆる現場で言及していたのは、クレーンやバックホウの作業半径についての考え方です。よく一言で 「作業半径には入らないこと!」 と言いますが、では作業半径はどのようにして判断するのかということです。
目で見て分かるように作業半径を示すことが一番良いと思われますが、どのようにして示すのか、また印を付けることが出来ない場合は、作業半径に入らないように、別の手段を講じることも必要です。その方法はどのようにするのか。
勿論、すでに対策は されていると思いますが、作業計画書に記載しておくことも併せて、再確認をお願いします。

現場には大概 現場事務所というものが存在します。おおよそ、プレハブを設置して、そこを拠点に現場を行き来し、全体の進捗を管理します。そして、現場事務所につきものなのが 「安全・衛生掲示板」 です。職員・作業員の目に付く場所に、当日の作業の重要ポイント、安全について気を付けることなどを掲示します。
この現場は掲示板が有効活用されていて、大変良いと思います。

ちなみに、皆さんは 「釧路川右岸」 という場合、川の左右どちら側が右岸か、ご存知ですか?
この場合、上流から下流を見て、向かって右側を右岸と言うのだそうです。
ちょっとしたミニミニ情報でした…。

2.産業安全衛生大会に参加しました。

全国的に猛暑とも言われている夏には、蚊やハエなどの活動も活発になりますし、細菌も繁殖しやすいので、細菌感染や食中毒などが気になります。
最近では、ヒアリなる蟻の一種が国外から国内に上陸しているのだとか…。毒を持つ蟻、ということで、とても心配です。

『誰もが安心して働ける環境づくり』 のために必要な要素は様々あるのではないでしょうか。

まずは、7月7日(金)に釧路市民文化会館で開かれた産業安全衛生大会に参加しましたので、その様子などをご紹介しようと思います。
釧路労働基準協会が主催する産業安全衛生大会は、今年で38回目。
建設業、運送業、漁業など様々な業種において、労働災害をなくすべく、安全対策に取り組むことを目標に掲げています。

1.安全パトロールは、大事です。

最早、冷夏なのか猛暑なのか定かではない道東の夏なのです。
聞くところによると、東京では日中最高気温が35℃を超える日が、軒並み続いているのだとか…。
太平洋に面している白糠町では、「夏と言えば霧」 というくらい、内陸がどんなに日照りで暑かろうが、いたって ひんやりな空気が流れています。
暑かったのは7月中旬の1週間くらいでした。
果たして、そんな道東に涼を求めて、最近では道内外から多くの皆さんがいらして下さるようです。
札幌、帯広、岩手、横浜…様々なナンバープレートの車を見ることが出来ます。
観光は勿論、空き家バンク制度などを利用して、この時期だけでも道東で過ごそうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。たとえ日中にどんなに暑くなろうとも、夕暮れ時には涼しくなる。勿論、夜もぐっすり眠れる。という身体にやさしい条件が揃っています。療養にも向いていると言えますね。
ただ、皆さんがいらして下さるのは嬉しいのですが、道路が混み合って、事故が発生するリスクが増えているようにも感じますので、そこだけは注意しなければ…とは思います。
まっすぐで、ついスピードを出したくなる道路が多いのも、道東の特徴。
どうぞ皆さん、気持ちよく夏を過ごすためにも、安全運転をよろしくお願いいたします。
夏も残り ひと月。健康に安全に過ごしましょう!