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今回は、7月31日(木)の北海道建設新聞の記事をご紹介します。
昨今、ガソリンや灯油の高騰は、誰の目にも明らかな現象ですね。月の変わり目には、また値上がりするのではないかと、冷や冷やしてしまいます。
いつの時代でも、何かが不足するという話しを聞くと、慌てて買いに走るという状況が生まれます。そもそもあらゆる物が揃って、満たされている状況の方が珍しいのかもしれませんが、日本に育った者にとっては致し方有りません。
建設業界では、ここ数年鉄筋が不足しているようです。工事を受注したはいいが、鉄筋を確保することが難しい、という話しを聞いたことがあります。
不足しているということは、勢い値段の上昇を意味します。最近は、経審でも利益を上げることが高得点に結びつくという時代です。少しでも利益を上げるように努力しているのに、材料の高騰は痛いです。下手をすると、赤字になりかねません。単品スライド条項は、大いに助かると思います。でも、これを適用し続けると、入札そのものの意味を問われることになるような気もします。
根本的に、入札に及ぶ前の積算単価の見直しが必要なのではないでしょうか。