夏が始まる
平成25年6月29日
今年もあっという間に6月末。半年が過ぎようとしています。
その時その時の、白糠町の季節を踏まえつつ、夏真っ只中に突入しようとしている今日この頃です。
海から押し寄せる霧の中に、ひっそり咲くスズランの季節がアンニュイで好きです。歳を重ねるごとに、サンサンと陽の差す夏が若干苦手になってきたような気がするのは、私だけでしょうか?
全国的には、既に日中最高気温が30℃を超えている所もある中、白糠町は朝夕の気温が20℃を下回っていて、今のところ過ごしやすいのですが…。
1日の内の気温の幅が広いので、汗ばんでみたり、ひんやりしてみたり、体調管理には注意が必要です。「夏」と言えば暑い、と思い込みがちですが、肌寒い日もある訳です。なまじ暖房を切ってしまったので、身体が冷えて風邪をひく、ってこともありますよね。
ちょっとした上着や、膝掛けなどでこまめに体温管理をして、微妙なこの季節を元気に過ごしたいものですね。
夏は、お祭りやキャンプなど、楽しい行事が沢山あると思います。
どうぞ、皆さん楽しんで下さいね。
あちこちの植物が一気に大きくなってきました。
色々な花が咲き始め、マルハナバチも、蜜集めに忙しそうです。
スズランは、道東では6月初めに花をつけ、6月末まで楽しむことが出来ます。
これから、紫陽花、バラ、ひまわりなどが一斉に咲いて、賑やかになります。
当たり前のようで、当たり前じゃない季節の恵みに浴せるって幸せですよね。
1.6月は、大漁まつりだ!
白糠町の6月と言えば、『港in白糠 大漁まつり』。今年で17回目を迎えました。
白糠漁港に姿を見せた、大漁旗を沢山あしらった舞台も、既にお馴染みです。
毎年、霧がかかった中での開催にも慣れました。(写真が少し、全体的にぼうっと白いのは霧の影響です。)
この時期、お日様が差すのと、差さないのとでは、気温に雲泥の差があります。この日は、白糠町にしては薄着でも大丈夫だけど、さりとて汗ばむ程でもなく、軽い上着は必要っていう感じでした。
一般的には「過ごしやすい」っていう気候です。
釧路航空基地のヘリコプターが上空に近づいたのは、音で分かりましたけど、霧の影響で全く見えませんでした。
驚いたのは、魚売り場の魚がきれいになくなっていたことです。
10時過ぎに会場に行ったのですが、既に何もない状態でした。
聞くところによると、9時半の開場前から行列が出来ていたということで、開場と共にすごい勢いで、魚が売れていったそうです。
6月と言えば、『ときしらず』が美味しい時期ですが、今年はなかなか漁も芳しくなく、あちこちから大変な苦労をして集められたと伺いました。
皆さん、この時期の鮭は脂がのっていて、とびきり美味しいってご存知なんですね。
私も、最近内地の友人に、ときしらずを送りましたが、2キロちょっとで、1万円弱くらいでした。
大きさによって、値段は色々。
3千円〜5千円くらいでも入手できます。
日本人が食す魚のナンバー5に入るくらい愛されている魚ですから、ときしらずのことも皆さんに知ってほしいですね。
大漁まつりで魚を入手する競争率は高そうですから、魚目当ての方は、来年からお早めに来場されることをお勧めします。


もちろん、会場でつぶや牡蠣を堪能することも出来ますし、何なら周遊船に乗って自ら釣りを楽しむことも出来ます。海から白糠町を眺める機会なんて、そうそうありませんよ。
どちらかと言うと、白糠町の海は、兄弟船のような男の海のイメージですが、玉にこうして覗かせてもらう機会があるのも良いですね。
漁師の皆さん、安全に気をつけて、これからもお仕事頑張って下さい。
↓救命具を付けて、いざ周遊船へ!
約30分くらいのクルージングです。
デートにもいいんじゃないかな?
↑会場に、吹奏楽の『花は咲く』が流れました。
東日本大震災の復興支援の歌として皆さんにも愛されています。
霧の幻想的な雰囲気とマッチして、自分が今ここにいられることの幸せを、しばし感じたのでした。
2.草刈りの時期です。
暖かい時期が短いせいか、道東の植物たちは、ここぞとばかりに一気に成長するようです。
春先の蕗から始まって、今やあらゆる植物が青々と伸びています。人が足を踏み入れない場所などは、てきめんに顕著です。
植物に癒される…って、それは本当ですが、人がある程度手を加えて整えていくことも必要ですね。

過去に工事をさせて頂いたご縁で、弊社では毎年、白糠町和天別(わてんべつ)にある営農用水施設内の草刈りをしています。
今年は、6月15日(土)に、職員12名が草刈りに参加しました。午前中約3時間掛けて、3箇所の施設を回りました。
当日は小雨交じりの霧模様。
涼しいかと思いきや、作業後には汗ばむほどでした。

でも、美しくなった施設内を見ると、達成感がありますよね。
身近な場所を、自分たちで美しくする。
夏は、あちこちでポイ捨てされたゴミを目にすることもしばしばです。草刈りをすると、次はゴミが気になりますが…。
まずは草刈りに精を出し、「美しい白糠町をみんなで作る」をモットーに、弊社もお力になりたいと思いつつ作業した、初夏の一日でした。
草刈機を使用する時は、周りに人がいないことを確かめて、安全に使用することが大切です。結構飛び散りますので、ご注意下さい。
3.運動会シーズン。
6、7月は運動会シーズンです。
あちこちの小学校のグラウンドが、生徒や父兄で賑やかになる時期です。
とは言っても、少子化のせいか、私達が小学生だった頃の、あのひしめき合う感じはないようですが…。
それとも、少子化だからこそ、一人の子に思い入れる親の情熱はすごいのでしょうか。

弊社では、白糠町の双葉幼稚園の運動会に備えて、グラウンド整備をお手伝いしました。
人生初の運動会がこのグラウンドから始まると思うと、作業する手にも力が入ります。子供達が怪我をしないように、綺麗に整備させて頂きました。

ちなみに、我が子の運動会の記憶は、小学校のものが一番楽しかったということです。幼稚園時代はあまり覚えていないらしいのです。
朝早く起きてお弁当を作り、場所取りをしたのが懐かしいと感じるのは親なのですね。
4.道路を綺麗に…。
雪がないと、なんて道路は広いんだろうって、皆さん思いませんか?
それと同時に道路の傷みや汚れが気になったりもしますよね。
ちょっとした小さな穴だったのに、見る見るうちに、はっきりした穴になるのって、どうしてでしょう?
砂埃ってどうしてあんなに溜まるのでしょう?
風が吹くから、乾燥しているから、地球が回っているから…?

何はともあれ、今回は道路清掃のお話しです。
弊社では、国道の除雪と同時に維持管理にも従事しています。
雪解けの春先から、砂埃の多いこの時期は、道路清掃も実施します。
お腹部分にブラシの付いた黄色い車を見かけたら、それが清掃車です。
水を出してブラシでこすって、道路を綺麗にしているところです。
ちょっと音が大きいですし、スピードもゆっくりですから、ご迷惑をかけることもあるかもしれませんが、どうぞ皆様のご理解とご協力をお願い致します。
道路は公共の施設です。
みんなで美しく使用致しましょう。
5.ちょっと気になる新聞記事。
大漁まつりには、白糠町内外からお客様がいらっしゃいます。
北海道は、どこでもそうだと思いますが、車で動くことが大前提です。
コンビニでもスーパーでも、新築する時はまず広い駐車場を設ける必要があります。
大漁まつりも、お客様のために駐車場を用意しました。
弊社でもお手伝いしましたので、ご紹介します。
今月は、6月26日(水)の北海道建設新聞の記事をご紹介します。
どこの世界もそうですが、仕事を続けるに当たって資格試験というものがあります。
仕事を極めるためには、通らねばならぬ道です。
建設業界で、特に官公庁の工事を受注し、施工するためには欠かせない資格でもあります。
社長の代理人として、一つの現場を受け持ち、何千万円というお金を動かして建造物を仕上げるには、それなりの責任が伴うのです。

考えてみれば、大変な仕事です。
社会的にも責任があります。
創り上げる道路や橋は、そこを利用するお客様の生活や命をも預かるものですから。

そう言えば、監理技術者講習を受けた時に、面白いと感じたことがありました。
テキストを使用して監理技術者の責任について、講師の方がレクチャーして下さるのですが、テキストを使用している間、受講している皆さんはとっても眠そうなんです。最後にテストがあるから、一所懸命受講している訳ですが、その光景は学校の授業に似ています。
ところが、講習の最後に、実際に日本各地の現場で、あらゆる技術を駆使して、素晴らしい構造物を作っている技術者の例が紹介された時です。紹介される現場代理人は、ほとんどゼネコンの技術者で、大きなダムやトンネルやビルを造っています。次々と難題にぶつかって、その度に工夫や努力を重ね、最後には建造物を仕上げます。講習は、その様子をビデオで見る訳です。
すると、今まで眠そうに受講していた技術者の皆さんの目がはっきり覚めるのが分かります。
皆さん、例外なく、食い入るようにビデオを見つめます。

みんな、やっぱり技術者なんですね。
誰でも、向上したいと願っているんだあな〜って感じました。
ビデオの内容にも、それを見ている技術者にも、まだまだ建設業界も捨てたもんじゃないと、嬉しくなりました。

資格取得は、あくまでも技術者のスタートラインに過ぎないのかもしれません。
どこまで行っても、まだまだ上には上があります。
ても、努力を続ける者には、きっと喜びも訪れると思います。頑張りましょう。