季節は巡る
巷では、3月11日(金)に発生した東北関東大震災に関する情報で持ちきりですが、季節はしっかり巡っているようです。南向きの斜面にはフキノトウが出ています。例年より1週間ほど早いように感じます。いつもなら3月中にはお目にかかれないんですけどね。やっぱり雪が少なかった影響でしょうか。
それにしても、日々、現実生活を平穏無事に過ごすことの有り難さを、じわじわ身にしみて感じる今日この頃です。
3月と言えば、卒業シーズン。
進学される方も、就職される方も、期待と希望を持って新しい扉を開かれることと思います。何かと生きにくい世の中の状況はありますが、何時の時代も困難を打開していくのは若いパワーです。
どうぞくじけないで頑張って下さいね。
平成23年3月28日
1.東北関東大震災、お見舞い申し上げます。
3月11日(金)の東北関東大震災にみまわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
とりわけ岩手県、宮城県にお住まいになっていた皆様には、津波により何もかもが一変してしまわれた方が数多いらっしゃることと思います。日々不自由な生活を余儀なくされていらっしゃる様子をテレビ等のメディアで見るにつけ、私たちも胸が痛みます。地震発生から約2週間が経ち、支援物資も沢山集まっているようではありますが、まだまだ十分という訳でもなさそうです。
弊社も、釧路建設業協会を通じて、わずかばかりですが義援金を送らせて頂きました。
沢山の心ある方が、皆様の復興を願って、力を出し合っているところです。どうぞ元気を出して前向きに生きて下さるようにお願いします。もし、自分だけでは頑張れないと思った時には、誰かのために生きることも大事なことです。身近な誰かのために生きる(頑張る)っていう考え方もありじゃないでしょうか。
一日も早く、元の生活を取り戻されることを、私達もお祈りしています。
M(マグニチュード)9.0、その時…
今回の東北関東大震災、世界でも5番目に大きかったというM9.0には驚きました。当日、地震発生のその時、弊社総務部では毎月恒例の会議をしていました。道東の白糠町でもややしばらく横揺れが続きました。地震発生時の手順に従って、ガスの元栓を確認したり、ボイラーを止めたり、ストーブのスイッチを切ったりして、屋外へ逃げたのですが、駐車してある車が、車体ごと揺れているのを見た時はビックリしました。
幸い、これといった被害もなかったのですが、東北の状況をテレビで見て、生まれて初めて見る身近な津波の映像に、またまたビックリしました。身の回りでもじわじわと津波のための避難勧告などを聞くにつけ、ドキドキしてしまいました。
弊社では、国道の通行規制に、動ける職員全員で、翌日の午後9時半まで対応しました。
津波は白糠漁港を浸したようですが、皆さんの機敏な対応もあって、被害は最小限だったと思います。
それにしても、今回ばかりでなく、地震災害は日本全国どこにでも起こりえると、再確認したような気がします。
まだまだ余震なのか余震でないのか、揺れが発生しているようですから、油断しないで用心する必要がありますね。
震源地から離れていても携帯電話がつながらない状態も経験しましたし、いざというときの連絡方法についても家族間で決めておくといいですね。
太平洋岸に大津波警報が出て、国道も通行規制されました。避難勧告が出る頃には、コンビニも一旦閉店してしまいました。コンビニが真っ暗になって、営業していない状態を初めて見ました。これは結構、非日常です。緊急事態ってことで、店員さんも避難しなければならなかったのでしょうね。ニュースでは、商品の買い占めを控えるように呼びかけていますが、こうして商店が閉まるのを目の当たりにすると、食料や日用品も少しは備蓄しておく必要があるのでは…と感じる方が大勢いらっしゃるのも頷けます。
2.感謝状を頂きました。
支援物資を送る場合は…
東北の震災現地に支援物資を送りたいとお考えの方もいらっしゃると思いますが、個人で送ることはなかなか難しいようです。
白糠町役場でも物資の受け付けを行っているようですので、こちらを通して送るのも一つの方法ですね。
受付期間は、平成23年3月18日(金)〜平成23年4月28日(木)、
受付窓口・問い合わせ窓口は、白糠町役場地域防災課(電話01547-2-2171)までお願いします。
具体的な支援物資としては、毛布、バスタオル、ボックスティッシュ、乳児用おむつ、大人用おむつ、発電ラジオ、軍手、マスク、ペーパートレイ、発泡スチロールおわん、被服などが求められているようです。その他の物資については、白糠町役場 地域防災課に直接お問い合わせ下さると助かります。
この度、弊社職員、田村政幸が、釧路総合振興局様より感謝状を頂きましたので、ご紹介します。
これは、平成22年に完成した釧路総合振興局様発注の農業農村整備事業を対象として、現場施工、安全対策、地域とのコミュニケーション、ホームページによる情報発信、地域貢献などの様々な要素を評価して頂き、現場代理人であった田村が代表して感謝状を頂いたものと思います。
ありがとうございます。
今後の現場施工や、後進の育成に当たり、本人も励みになったことと思います。
また、現場施工にご協力下さった沢山の供給者の皆さまや、その方達を支えてこられたご家族の皆さまにも、この場をお借りして感謝を申し上げます。ありがとうございました。
今後も益々努力し、地域の皆様のお役に立てる企業目指して精進致しますので、どうぞよろしくお願い致します。
向かって左から、釧路総合振興局長 柴田達夫様、弊社 田村政幸、弊社代表取締役社長 山根浩です。
3.ペットボトルのキャップ、ありがとうございます。
弊社では、『ペットボトルのキャップを集めて、世界の子供達にポリオワクチンを贈る』ことを目指し、日頃からキャップ集めを実施しています。
ただ捨ててしまうだけなら、ペットボトルのキャップは焼却処分され、その過程でCO2を出してしまうこともあるそうです。でもこのキャップを再資源化すればCO2の排出も抑えられます。さらに再資源化した商品の売却益で発展途上国の子供達にポリオワクチンを贈ることも可能なのです。
1つのポリオワクチンは20円。20円のワクチンのためには800個のキャップが必要です。
こう言うと、気の遠い話のように感じる方もいらっしゃるかとは思いますが、NPO法人エコキャップ推進協会では、これまでに34億個を超えるキャップを集め、258万人分のポリオワクチンを贈ってきたそうです。
震災に対する義援金もそうですけど、一人一人の善意を集めれば、大きな力になるのですね。
今年も、弊社協力会“山栄会”のメンバーである山本商事株式会社様からペットボトルを頂きました。いつもありがとうございます。弊社を通してNPO法人エコキャップ推進協会に送らせて頂きます。
エコキャップ推進協会のホームページで、これまでの実績などを確認することが出来ます。難しいことではないので、皆さんも参加してみてはどうですか?
4.火災警報器取り付けましたか?
以前にもお伝えしましたが、消防法により全ての住宅に火災警報器の取付が義務化されました。新築住宅には平成18年6月1日から義務化されていますが、既存住宅については市町村条例の規定により、義務化される時期が定められています。
ちなみに白糠町の期限は平成23年6月1日です。あと少しですよ。皆さん大丈夫ですか?
火災警報器を取り付ける場所は、寝室と階段室となっています。
我が家でも今年になってから取り付けました。我が家の警報器は煙感知型で、何個か取り付けた警報器間で連動し、どれか1個でも煙を感知すると、他の部屋の警報器も反応するというものです。
火事は起こさないことが大切ですが、もし起きてしまった時のことも考えておく必要がありますね。消火器同様、火災警報器も備えておくと安心です。期限までに取付を急いで下さいね。
5.新入学、交通安全運動。
4月6日(水)〜15日(火)は、新入学(園)期の交通安全運動期間となっています。
春になって、新しく幼稚園や小学校に進む子供達は小さく、まだ交通ルールを身につけていません。突飛な行動をすることもあり得ます。車輌を運転する私達が、細心の注意を払って、事故発生防止に努めましょう!
住宅地や学校、公園の近くを走行する時は、まず減速し、見えなくても次のような場所に気をつけて運転しましょう!小さな子供が隠れていることを予想して運転することが大切です。
  ・減速や停車をした先行車の陰
  ・細く見通しの悪い路地
  ・植え込みや看板などの陰
  ・立ち話中の大人の陰
皆様のご協力を、よろしくお願い致します。
6.ちょっと気になる新聞記事。
今回は、北海道建設新聞から平成23年3月5日(土)の記事をご紹介します。
釧路開発建設部で初めて行われた技術講習会の様子です。
札幌で発表した研究成果の内容を釧路開発建設部職員や、釧路市・白糠町の職員にも情報共有するということですね。
特に川や海に関する情報が多いように感じますが、耐震強化岸壁や防波堤整備は、今回の東北関東大震災の例を見ても、重要な研究だと思います。想定外ということはあるでしょうが、なるべく災害を未然に防ぐことが大事ですよね。釧路市や白糠町も太平洋岸から平野が広がる地形ですから、津波が来たら大変です。こういう工事にも今後、手を尽くして下さると安心です。どうぞよろしくお願いします。