春にしては
何だか寒いような、でも薄着するほど暖かくもないような…微妙な季節ですね。
白糠町は、南北に長く広がるので、南の太平洋側では「春だなあ〜」と思うのですが、ちょっと山に入ると、まだ雪があったりして、毎日冬と春を行ったり来たりしています。
内地では桜が咲いている所もあるという話しですが、まだまだ白糠町で桜を見るまでにはあと2ヶ月ぐらいかかるのではないでしょうか。
桜の開花に先立って、卒業、・新入学などを迎える皆様もいらっしゃることと思いますが、どうぞ身体も心も元気で、新たな道に踏み出されますように。
何事も受け止めるには、やはり健康な身体と心が欠かせません。ちゃんと食べて、寝て、日常を健康に過ごすのも一つの才能です。元気に明るく、毎日を過ごしましょう!
平成24年3月31日
1.救急救命講習を受けました。
3月10日(土)、弊社職員を対象とした普通救急救命講習が設けられました。講師は、釧路市消防本部西消防署白糠支署の救急救命士、村山隆一氏。
突然倒れた人や、反応のない人を発見した時の対応として必要な心肺蘇生法など一連の救命処置を教えて頂きました。
まず、突然人が倒れたり、又は倒れた人を発見した場合、「大丈夫ですか?」と声を掛けます。呼吸をしていない、又は正常な呼吸をしていない場合において心肺蘇生法を開始します。
脳は、心臓が止まると15秒以内に意識がなくなり、3〜4分以上そのままの状態が続くと回復することが困難となります。
胸を強く圧迫する「胸骨圧迫」と、口から肺に息を吹き込む「人工呼吸」によって、止まってしまった心臓と呼吸の動きを助ける心肺蘇生法は、脳や心臓に血液を送り続けることで命を助ける重要な処置です。
何しろ、まず胸骨圧迫を続けながら、大きな声を出して周りの人を集め、携帯電話で救急車を呼んでもらう人と、AEDを持ってきてもらう人を指名します。
そこにいる人が、救急車が到着するまで心肺蘇生法を続け、救急車が到着したら救急隊に託し、その後病院の医師に託すという救命のリレーがなされることが望まれます。
救急車到着までにAEDを使用することもためらってはいけません。AED(自動体外式除細動器)は、その字のごとく、心臓の心室細動を取り除くために電気ショックを行う機器です。コンピューターによって自動的に電気ショックが必要かどうかを決定し、音声によって指示してくれますので、一般の人でも簡単に操作できます。AEDの判断なしには電気ショックが発動しないというところも、誤った操作が起こりにくいという感じがして、素人は安心できます。実際、救急車到着までの間に市民が電気ショックを行った場合は、行わなかった場合の2倍の38.2%の割合で社会復帰できるそうです。
大事なのは、電気ショックを与える瞬間、「身体から離れて下さい」とAEDが指示する時以外は、心肺蘇生法を続けるということです。一瞬も休まず続けることが何より大切です。周りに人が沢山いる時は、交代しながら続けますが、その時も、かけ声を掛けながら絶え間なく続くようにします。
今回、実際に心肺蘇生法をやってみて、自分でもやれるという自信が付いたことは大きな収穫でした。AEDを操作できたこともいい経験になりました。使ったことがあるというだけでも、気持ちに余裕を持って対処できる気がします。
命を救うチャンスは増やした方がいいですよね。
数人集まって消防にお願いすれば、この講習を受けることが出来るそうですから、皆さんもぜひ体験されることをお勧めします。
アップにすると…
胸骨圧迫
1.強く(成人は少なくとも5p・小児は胸の厚さの1/3)
2.速く(少なくとも100回/1分
3.絶え間なく(中断を最小にする)
4.圧迫解除は胸がしっかり戻るまで

人工呼吸
人工呼吸が出来ないか、ためらわれる場合は胸骨圧迫のみを続ける

心肺蘇生
(胸骨圧迫30回+人工呼吸2回)を繰り返します。

救急車が到着するまでには、平均7〜8分ぐらいかかるそうです。他に誰もいない場合、一人で心肺蘇生を続けるしかありません。何しろやるしかないのです。垂直に圧迫して、腕に体重を乗せるといいみたいです。
最近携帯電話をスマートフォンにした知人は、画面下にある『緊急通報』の電話マークが気になっていたようですが、きっと心肺蘇生をするような場面に出くわした時、このボタンから119番するんだなあっと、今回納得していました。慌てて番号が分からなくなっても、このボタンがあれば大丈夫ですよね。
2.今一度、防災を考えましょう。
東日本大震災から一年が経ちました。かつてない未曾有の大被害をもたらした地震でしたが、死者・行方不明者は1万9千人に登り、仮設住宅などで避難生活を強いられている方も34万人を超えているそうです。その後も余震が広範囲にわたって発生しているようですが、早く収束してくれるのを祈らずにはいられません。
さて、地震といえば北海道も例外ではなく、過去にも大きな地震を経験してきました。平成5年の釧路沖地震や、平成6年の北海道東方沖地震など。今年の3月にも、釧路町で震度4を記録し、津波警報が出ていましたね。
テレビによると、地震を感じたら、大きな家具から離れ、頭を保護しながら、低い姿勢で収まるのを待ったほうがいいそうです。
でも実際には、地震だと感じても、この程度の揺れなのか、これ以上揺れるのかと探りながら、身構えるだけということが多いように感じます。そこで、今一度地震が起きた時のための再確認をしましょう!
@身を守る!
  テーブルの下などに身を隠します。
  ガスに火がついている場合、火を消しても
  かまいませんが、遠くまでわざわざ消しに
  行くことはありません。最近のガスコンロ
  は、地震を察知すると自動的に消火する
  機能が付いていますので、まずは自分の
  身を守ることを優先させましょう。
A揺れが収まったら
  ドアを開けて出口を確保します。
  ガスなどの火元も確認しましょう。
  夜の停電に備え、懐中電灯をすぐ取り出せ
  るようにしておきます。
家にいる場合
外にいる場合
ブロック塀、自動販売機などは倒れやすいので、注意しましょう。
看板やガラスなどの落下に気をつけましょう。
建物の中にいる場合
落下物などに気をつけ、係員の指示に従うことが大事です。
むやみに逃げ回ったりしないで、落ち着いて行動しましょう。
避難は徒歩で行いますので、荷物はリュックなどに入れて一つにまとめ、コンパクトにしておくことが大切です。
家を離れる前に、ガスの元栓を閉めることと、電気のブレーカーを落とすことを忘れないようにしましょう。
デマや噂を信じないようにして、携帯ラジオなどからの災害情報を良く聞き、近所の住民と協力し合って、声を掛け合い、みんなで助け合いましょう。
避難するときの注意
参考:消防庁 
    防災マニュアル
ほかにもまだ注意点はあるでしょうが、まずはこれだけは最低限覚えておきましょう。
また災害が起きる前に、非常食の準備、防災グッズの準備、避難経路の確認などをしておくといいですね。
安否確認は『三角連絡法』で行うと、電話がかかりにくい場合に有効だという話しですよ。
『三角連絡法』とは、離れたエリアに住む親戚や知人に連絡係になってもらい、被災地からそこに無事を知らせておいて、各自がそこに連絡した場合に家族の無事を確認出来るというシステムです。
ちなみに、テレビなどで放送される津波予報についての発生地域の表示ですが、道内の太平洋側だけでも次のように分けられます。
 北海道太平洋沿岸西部:胆振管内〜一部除く渡島管内(白神岬以東)
 北海道太平洋沿岸中部:十勝管内〜日高管内
 北海道太平洋沿岸東部:根室管内(知床岬以南)〜釧路管内、北方領土
文字だけで示される速報の時、白糠町は釧路管内なので北海道太平洋沿岸東部になりますので、覚えておくといいですね。
3.白糠町ロードレース大会!
今年も、マラソンの季節の幕開けです。全道において今年最初のマラソン大会となる『第33回白糠町ロードレース大会』が、3月18日(日)、暖かい日差しの中開かれました。
白糠町総合体育館を出発点として、3キロ、5キロ、10キロのコースに分かれ、小学校1年生から70歳を超える方まで、周りにはまだ雪もちらほらと残っていましたが、皆さんの元気な走りで一気に春を引き寄せたようでした。
昨年は、東日本大震災のため中止となったこともあり、今年は待ちわびたランナー、過去最多の662人が参加されました。札幌や岩見沢、旭川、北見、帯広など、釧路管内だけでなく、参加者は道内のあらゆる地域から集まっていらしたようです。
マラソン人口ってすごく多いんですね。弊社職員の孫にあたる小学生も完走したとか。走れるって健康ですね。

来年の第34回白糠町ロードレースは、2013年3月24日(日)開催予定となっています。
今年参加できなかった皆さんも、来年目指して頑張ってみては…?
4.白糠町の美味しい食。
すっかり有名になった、白糠町の食を扱う『栄三郎商店』。楽天のインターネットショップです。昨今はインターネットで何でも手に入るようになりました。栄三郎商店には白糠町の美味しい食が満載です。
今回は、3月だけの季節限定で売り出されたメープルシロップを食してみました。白糠町の森のイタヤカエデから抽出した樹液で作ったシロップです。
いわゆるメープルシロップですが、一般的な琥珀色のシロップと、今回購入した、採取から1週間までのシロップがあります。採取から1週間までのシロップはエキストラライトと言って、透明なものです。貴重なんですよ。メープルシロップに透明な物があるのも知りませんでしたが、こんなにさらさらしているのも不思議な気がします。味は、「あれっ〜美味しい!」って感じ、何だかハチミツに共通するもの(甘さ)を感じました。うっかり値段のことも忘れ、ばくばくシロップのみを食べてしまいそうになりました。数に限りがありますので、あんまり人気が出ると、今後手に入らなくなる可能性もあるような気が…。沢山の人にこの美味しさを知らせたいような、秘密にしておきたいような、とりあえずは、どうかまた発売されますように。
5.次々と工事竣工
まずはパンケーキにかけてみました。シロップがさらさらしているので一瓶全部かけちゃいそうです。シロップだけ食しても美味しいくらいだから、いくらでも食べられます。
3月と言えば季節の変わり目。
官公庁の年度末も3月31日。
ということは、官公庁発注の工事の竣工が目白押しですね。弊社でも3月竣工の工事が何件かありました。20年前は、冬と言えば工事はなくて休み、みたいなイメージでしたが、現在は冬でも工事が発注されて、有り難いことです。
最近では、少子高齢化の影響なのか、公共工事にお金を回すより、介護や福祉にお金を使おうという風潮ですが、その高齢者の年金をささえる世代の生活についての配慮があまりなされていないような気がするのは私だけでしょうか。消費税アップも取り沙汰されていますが、給料が上がる見込みはほとんどないのに消費税だけ上げられても、困りますよね。まず若者の生きるモチベーションが下がるのではないでしょうか。どんどん働けばそれだけ収入が増えて、税金も払っちゃうという仕組みの方がいいように思うのですが…。
歳を取ると、つい若者のことが心配になってしまうわけですよ。給料上がらなくて気の毒だ、とか。こんな給料で結婚できるのかな、とか。
世の中にもっとお金を流通させることが、景気回復につながるのでは…と感じる今日この頃です。
新年度もたくさん工事が受注できますように…。
6.ちょっと気になる新聞記事。
今回は、3月28日(水)の北海道建設新聞から、建設業許可申請に関する記事をご紹介します。
建設業許可・更新時に保険加入状況を確認する、さらに経営事項審査において未加入業者を大幅減点するというものです。ここで言う保険とは、社会保険、具体的には雇用保険、健康保険、厚生年金保険を指すものと思われます。元請工事を請け負っている規模の会社で保険に加入していないということは考えられませんが、厳しい経営状況の会社では未加入のところもないとは言い切れません。元請は下請を指導する役目も担っていますから、発注者も施工体制台帳などでこれらをチェックするのでしょうね。様々な要素を求められて、下請会社が減っているような気もするのですが、工事が建て込んできた時には、下請会社が少ないと選びようがなくて困ることもありますね。下請さんを守りつつ増やす、何かいいアイディアはないものでしょうか。