桜、咲く頃
暖かい日と肌寒い日が、入れ替わり立ち替わり。道東はいつもの暖かいながらも不安定な春です。
曇りがちなのも、いつもの春。
やっと桜が咲いたのに、ぴかっとした青空をバックにした写真は望み薄です。
日中の温度が15℃以上になると、いっきに花が開いてしまいますが、雨がふるといっきに散るし、道東においての桜は刹那の美しさなのです。
どちらかというと、桜は愛でるというよりは、これからのガーデニングの季節到来を知らせるもので、皆さん庭や畑の準備に忙しいようです。
ホームセンターのガーデニングコーナーは、今年の庭の演出プランを練る人たちで連日混んでいます。
今年はどんな美しい風景に出会えるか、今から楽しみです。皆さんも、健康に留意してお元気にこの季節をお楽しみ下さい。
平成23年5月27日
1.安全大会、ご苦労様です。
新年度を4月から迎えられた方も沢山いらっしゃると思いますが、弊社の新年度は5月から始まります。さっそく今年も安全大会を開きましたので、その様子をご紹介します。
今年の安全大会は、弊社の協力会『山栄会(やまえいかい)安全衛生協議会』主催で、5月20日(金)に開かれました。午後になるとちょっと肌寒い日よりの中、供給者並びに職員を含めて88名の皆さんが参加して下さいました。
社長の挨拶では、3月に発生した東日本大震災の被害の大きさに鑑みて、土木・建築工事の必要性を主張することが大切だということが言われていました。多くの死傷者を出した津波に対して、一見効果がなかったように見える堤防が、実は津波の到達時刻を遅らせ、その何分かを作ることで、難を逃れた方がいらっしゃることなどが例としてあげられていました。
災害対策において、土木・建築工事がお役に立てることがもっとあるはずです。何事も起こる前に予防することが重要ですからね。

期せずして、弊社安衞管理者が、今回“ヒヤリ・ハット報告”の重要性について言及したことも、労働安全衛生においては予防が大切だということを示しているようです。
建設業界の方はよくご存知だと思いますが、“ヒヤリ・ハット報告”とは、現場作業などにおいて、事故発生とまではいかなかったけれども、それにつながる可能性があるヒヤリとした(又はハットした)出来事があった場合に、その事例を報告し、事故が発生する前に対策を考えて、危険の芽をあらかじめ摘み取ろうという活動のことをいいます。
いわゆるハインリッヒの法則では、1件の事故(重大災害)の背後には29件の軽微な事故があり、さらにその背後には300件のヒヤリ・ハットがあると言われています。
日常のヒヤリ・ハット事象を一つ一つなくしていくことが、重大事故発生に対する予防につながるのです。
現場では忙しさに追われ、ヒヤリ・ハットしたけれども、まだ事故とまでいかないことについては、つい見過ごしがちです。報告すれば、自分の過失と見られるかもしれないと思えば、報告することがためらわれるかもしれません。今回、安衞管理者の話から、ヒヤリ・ハット情報を共有することが、将来起こるかもしれない重大事故発生の予防につながるということをお伝えすることが出来れば良かったと思います。今後は是非ヒヤリ・ハット情報を積極的に出して下さいますようにお願いしたいと思います。

さて建設業界において現場の事故と同じように懸念されるのが、交通事故かもしれません。安全大会当日は、釧路警察署 企画・指導統括官の古川清実様に交通安全講話をお願いしました。
なかなか無くならない飲酒運転や、覚低走行(かくていそうこう)についてお話を伺いました。『覚低走行』とは睡眠不足や過労がなく良好な心理状態であり、目もパッチリ・眠気も感じないにもかかわらず、注意力のレベルが居眠り運転と同じくらい著しく低下した状態の運転走行を言うそうです。漫然と運転するのではなく、具体的に注意力をスピードメーターやサイドミラーなどに注ぐなどして視線を動かし、脳に刺激を与えることが大切です。今般、子どもや高齢者が交通事故に巻き込まれる可能性が高くなっていることもお伺いしましたので、ドライバーの皆さんには、十分周りの状況に注意を払いながら運転して下さるようにお願いします。

安全大会は、最後に参加者全員で、今年の安全スローガンを唱和して閉会しました。応募されたスローガンの中から今年最優秀作に選ばれたのは、弊社職員 伊藤友幸作 『ヒヤリハットは危険の芽、隠さず話せば危険予知、みんなで築こう安全職場 ヨシ!』です。
この他にも、優秀作には潟Vバタ鐵工業の新田良雄様『災害は慣れと過信と油断から、初心に帰って安全作業 ヨシ!』
褐陽の鈴木裕介様『まず確認、小さな見落とし「ナイカ?」「ナシ!」皆で取り組む危険ゼロ ヨシ!』の2作品が選ばれました。

今年度も、皆さんと力を合わせて、事故ゼロの現場施工を目指します。
お力添えをよろしくお願い致します。
社長挨拶
安衞管理者、ヒヤリハットで安全管理
安全スローガン表彰
釧路警察署 企画・指導統括官 古川清実様による安全講話
安全スローガン唱和
安全大会終了後、参加者全員で馬主来(パシクル)まで移動し、街頭啓発を実施しました。
警察のご協力の下、国道38号を走行中のドライバーさんにゴミのポイ捨て禁止と安全運転を呼びかけ、景品をお渡ししました。ドライバーの皆様には、お忙しいところ快く活動にご協力下さいまして、ありがとうございました。これから暖かくなると交通量もぐっと増えますし、歩行者も多くなります。
子どもや高齢者には特に注意を払い、心にゆとりを持って、安全運転をお願いします。
事故ゼロの安全な白糠町を目指しましょう!
2.セーフティラリー北海道の結果は?
3.勤続10年、おめでとう!
弊社では、10年刻みで勤続表彰を実施しています。
今年は3名の職員が、勤続10年に該当しました。
10年一つの道を進むのは、口で言うより容易いことではありません。多分、この後の10年、20年に起こるであろうことより色々な困難があったはずです。一度くらいは辞めてしまおうと思ったことがあったっておかしくありません。
一区切りの10年を迎えることが出来たのは、素晴らしいことです。これからは中堅としてお仕事頑張って下さいね。
向かって右から、佐藤力也くん、大久保宏城くん、小椋恵里子さんです。
いずれも元気な、弊社のムードメーカーです。
これからも、みんなのこと、ぐいぐい引っ張って下さいね。
頼りにしてます!
出来れば、私生活も充実すると良いですね。こちらは、陰ながらお祈りしています。

毎年、参加している『セーフティラリー北海道』。2010年度の結果が分かりました。
北海道や北海道警察などで構成されるセーフティーラリー北海道実行委員会が主催している『セーフティラリー北海道2010』。7月から11月の約5ヶ月間、チームを組んで参加することにより、安全運転を実行し、無事故・無違反を達成しましょう、というものです。
今回は、弊社職員と弊社協力会“山栄会”のメンバー、並びに維持除雪の現場から合計9チーム、37名がエントリーしました。ちなみに、参加人数は全体で17万4,588人だそうです。
結果は、7チームが達成出来て、2チームが達成出来ませんでした。
毎年、全チーム達成を目指すのですが、正直これまでなされたことはありません。
誰かしらスピード違反などを起こしてしまいます。幸い、大きな事故は発生していませんが、これがセーフティラリーに参加しているという意識を持っていたからかどうかは不明です。参加した当初は、参加していることを意識していますが、長い期間中には認識が薄れてしまうのかもしれませんね。期間中に何回かメール等で、再認識する機会を与えた方が効果が上がるかもしれない、なんて思います。
車輛運転なくしては日常生活が成り立たない私達にとって、安全運転は是非とも遵守しなければならないものです。期間が終了したからといって、気を抜くことなく、これからも安全運転をお願いします。
4.ちょっと気になる新聞記事。
今回は、5月27日(金)の北海道建設新聞の記事をご紹介します。
昨今は、現場の特性を活かした創意工夫が求められ、どの現場代理人も、頭をひねっていることと思います。
みんながやっていることはインパクトが薄いし、新しい創意工夫を模索しているという話しをよく耳にします。
経費との兼ね合いも含めて、どこまで可能かという問題もありますしね…。
現場写真を上空から撮影するアイディアはいいですね。

“百聞は一見にしかず”って言いますし。
あとは創意工夫としての効果の大きさを教えてほしいです。