まったりと秋
平成22年10月26日
ここ2、3年まるで内地のような10月が訪れている白糠町ですが、皆さん如何お過ごしですか?確かに何年も前の白糠町の10月は既に寒かったような気がするのですが、ここ数年の10月は暖かい秋です。奄美大島は大雨で被害甚大と伺いますが、今年は総じて台風の来襲も少ないような…。やはり地球規模で環境に変化が現れているのやもしれませんね。
このままの季節が続けばいいのになあ、とは思いますが、雪虫が飛んでいるという情報もありますし、こうなると11月には雪が降ることでしょうね。まさに雪虫は雪が降る予告、冬はすぐそこです。暖かい秋の日を楽しみながら、冬の準備もおさおさ怠る事なかれ、という感じでしょうか。
『食欲の秋』というのは、冬への準備を身体が、そうとは意識せずに行っているということかもしれませんね。年末に向かって色々と忙しくなる季節でもあります。体調を崩さぬよう気をつけて、今日も業務に励みましょう!
建設業界の健診有所見率
1.恋問海岸クリーン作戦!
最近ではポピュラーになってきた『自然の番人宣言』。美しい自然環境を未来に引き継ぐために、不法投棄やゴミのポイ捨てをしないことをみんなで推進していきましょう、という趣旨の活動です。釧路管内8市町村が組織する『自然の番人宣言』推進委員会が主体となって活動を進めています。
最近では認定企業も増えているようですね。よく黄色のステッカーを貼って走っている車を目にします。
10月3日(日)に認定企業等による統一行動としてクリーン作戦が実施されましたので、その様子をご紹介します。管内では423社が参加し、白糠町においては11社62名が参加しました。白糠町では、この日、曇り空で少し肌寒い中、恋問海岸の清掃を行いました。国道38号線沿いの恋問海岸を、恋問館から釧路市との境界あたりまで、約3qに渡ってゴミ拾いをしました。区間を3つに分けて、弊社は恋問館とボートピアの間を、約1時間かけての作業でした。ペットボトルやバッグ、何かの木材を解体したもの、など思いがけず沢山のゴミを集めることとなりました。普通に考えたら、何故このゴミが海岸に捨てられているのか疑問に思う物もありました。捨てた人の気持ちはよく分かりませんが、ゴミをポイ捨てしたらどうなるか、きっと想像力が足りないのかもしれませんね。ポイ捨てしてはいけない、という認識がないのかもしれません。
捨てられたゴミを後で一気に片づけるのは大変です。ゴミはその度に持ち帰ることが大切です。
一人一人の心がけで良くなることは沢山あると思います。
ゴミはポイ捨てしてはいけません。ご協力をよろしくお願いします。
軍手をして、ヒバサミでゴミ拾い。ゴミ袋があっという間にいっぱいになりました。
参加された皆さん、風が強くて肌寒い中、お疲れ様でした。
2.大規模津波防災訓練を見てきました。
最近では大きい地震の発生もありませんが、元々地震の多い北海道。過去には道東もマグニチュード7.8の地震に見舞われたことがありますから、またいつ大きな地震が発生しないとも限りません。特に最近では地震による津波の被害が、国内外を問わず多く発生しているようです。平成16年に発生した「スマトラ島沖地震(インド洋沖地震)」の津波災害をきっかけに、以来、全国で毎年1箇所、大規模津波防災総合訓練が行われていることを、皆さんご存知でしたか?今年は、地震が多発する北海道東部の釧路地方を舞台に、多くの防災機関や住民が参加し、訓練を展開しました。
国土交通省主催により、釧路市西港第4埠頭において、
『平成22年10月16日午前9時44分頃、十勝沖を震源とする地震が発生。震源の深さは約30q、地震の規模を示すマグニチュードはM8.2。釧路地方中南部と根室地方中部で最大震度6弱を観測。この地震により、太平洋沿岸東部に8m、中部に10m、西部に3mの津波警報が発表された』という想定の下、訓練が実施されました。
当日は警察や消防や自衛隊など多くの機関が参加し、住民のボランティアの協力も得て、訓練は大規模なものになっていました。広い会場のあちこちで、様々な訓練が実施されるので、その様子は大型映像車のモニターにより、確認できるようになっていました。一般の住民の方も沢山いらしてましたので、このモニターはとても便利でしたよ。でも一方で、遠くからモニターでしか見られないのは残念でもありました。もっとそばまで寄って、身近に見たかったという気もしました。そのへんのバザーなどとは違うので近くまで寄ったら危ないのかもしれませんけど、自由にあちこち見て回りたいという気もしたのでした。実践している隊員の方達も、近くで見られた方がモチベーションが上がると思うのですけど…。きっと、淡々と実践されている隊員さん達は、どんな状況でも職務を全うするように訓練されているのだろうなあと思いました。いざという時、頼りになる存在ですよね。その時は、よろしくお願いします。
海に遭難した人を、ヘリコプターで救助するところです。
いわゆる“海猿”ですね。
倒壊した建物から逃げ遅れた人を救助するところです。壁を壊してました。
弊社も加盟している釧路建設業協会もお手伝いしていました。弊社からも1名参加させて頂きました。
真剣に訓練状況を見守る一般の席は、人でいっぱいでした。
釧路航空基地に所属するヘリコプターで愛称は「たんちょう」というのだそうです。
さて、今回の訓練は、地震が発生した時、救助する側から見た時の防災訓練だったと思うのですが、欲を言えば、津波防災訓練というぐらいですから、一般の人が津波をシミュレーションででも体験できるコーナーなどがあってもよかったのではないかという気もしました。全ては津波が発生した後の被害を想定した訓練でしたが、津波から身を守る術についても教えてほしいです。是非今後よろしくお願いします。
3.マネジメントシステム外部審査を受けました。
弊社で運用している、品質マネジメントシステムISO9001:2008と労働安全衛生マネジメントシステムOHSAS18001:2007について、毎年恒例の外部審査を受けました。9月29日(水)に、1日掛けて、今回は両方とも定期のサーペイランスです。
審査対象は、経営者、品質管理責任者、労働安全管理責任者、土木部、建築部、現場(土木と建築を1現場ずつ)です。
今回は特に、現場の安全計画書や施工計画書の作り方についてアドバイスを頂きました。計画書には手順を書くのではなく、手順に従って設定した目標など、実施することを記述することが大切である。発注者にアピールすべき項目を、この現場では何が重要なのかということに着目して記載すべきである。などについて言及されていました。入札前の技術提案などにおいても同様ですが、発注者に何をアピールするかは重要です。もちろんアピールするには、その現場の特徴をしっかりつかむことが不可欠ですね。発注者が何を望んでいるかを知ることは大切です。それが一番大変だとは思いますが…。
他には、補修工事における顧客所有物の認識について、弊社において認識が不足している部分があることを指摘されました。これについては改めて、社内で認識を確かにするべく、是正したところです。
何年システムを運用しても、改善すべき点はまだまだあるものだと、今回思いました。
今後も改善を続け、皆様に満足して頂ける物作りに励んで参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

審査員のお二人には、スケジュールの厳しい中、ご足労頂きまして、ありがとうございました。今回は総務部の審査はありませんでしたが、また元気でお目にかかる日を楽しみにしています。
現場事務所における品質の審査の様子。
4.健康に過ごしましょう!
10月も末になると、徐々に冬の気配が増してきます。
暖房を入れようか、入れまいか、毎日迷う日々です。
この季節、風邪をひきやすくなりがちですね。そこでちょこっと情報です。
クズ湯を飲んで風邪を追い払いましょう!
葛(くず)は東洋医学的に「寒気の邪気」を追い払い、身体の陰を養うといわれるので、風邪をひいたり微熱があったりする時にとても良い食材です。
葛の根は葛根(かっこん)という有名な漢方薬で、夏から秋にかけて葛の根を掘り出して水で洗い、日干しをしたものです。
くず粉は、この葛の根からデンプン成分を取りだしたもので、風邪をひいたときには、小さじ1杯ほど水に溶き、熱湯と生姜を加えて飲むと良いとされています。
季節の変わり目、寒くなってきたので、風邪には気をつけましょう。
禁煙を考える
たまたま読んだ記事で、禁煙について興味深いものがありましたので、今月も一言…。
2010年10月1日よりタバコが値上がりし、これを機会に禁煙を考えている方もいらっしゃるでしょうが…。「禁煙すると太ってしまう!」なんて考えていませんか?
禁煙すると何故太るのかということですが、、ニコチンによる食欲抑制作用やエネルギー消費の増加作用が、禁煙によって低下し、味覚が改善されて食事が美味しくなり、食べる量が増えることが原因の一つだと言われています。さらに、禁煙に伴う「口さみしさ」により、ついつい間食が増えることも一因でしょうね。中には、体重が増えるのが心配で禁煙に取り組めなかったり、途中でリタイアして喫煙を再び始めてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも2〜3s程度の体重増加は一過性のものですし、喫煙のリスクと比べると大きい問題ではないそうですよ。少しの体重増加であれば、禁煙が成功してから徐々に適正体重に戻せるようコントロールすれば良いのですしね。
また、禁煙中の「口さみしさ」は精神的依存なんだそうですよ。
そうはいっても、禁煙に取り組んでいる人にとって「口さみしさ」は大きな悩みですよね。
禁煙中はニコチン切れでイライラする上に、仕事などで心身ともに疲れるとエネルギーを求めて、甘いものが欲しくなったりしますしね。けれども、甘味などの「おいしい」と感じる食べ物は、やみつきになる傾向があるので、出来るだけ過度な体重増加にならないように、ほどほどの量にコントロールして、「口さみしさ」をうまく紛らわせることが大切です。
そんな時は、シュガーレスガムなども良いですし、ドライフルーツやおやつ昆布など少量でも満腹感が得られるものがお勧めです。食べ物以外に、歯磨きや軽い運動などで気を紛らわせるなど、様々な方法があると思いますから、試してみて下さい。
9月15日(水)の北海道建設新聞の記事に、健康診断で何らかの異常数値が見つかる割合、いわゆる「有所見率」で、建設業が運輸業を抜いてワーストになった、とありました。
北海道労働局がまとめた2009年の定期健康診断結果によると、道内全産業の有所見率は54.2%と、全国平均を1.9%上回っているそうです。
その内、建設業の有所見率は64.7%と、全産業の中で最も高いそうです。
さらにその中で医師からより詳しい検査や治療の必要を指示された人は47.6%とあります。
内容としては、建設業の特徴は高齢化と、それに伴う血中脂質の異常だそうですよ。
なにも建設業だけに限らず、高齢化と血中脂質の異常は、誰にでもあり得そうですが…。
確かに、弊社の健康診断結果を見ても、血中脂質の高い人は多いような気がします。得てして体格の良い職員が多いので、そうなのでしょうか?職員が高齢化してきたことも、なるほどその通りで、若い人を入れて若返りを図りたいという希望はありますねえ。若い人は確かに異常値がない人が多いですからね。
しかし、若い人もベテランも、業務においてそれぞれに大変な事はありますから、これから気をつけなければならないのは、メンタルヘルスのような気もします。これは健康診断結果には出ませんからね。
職員同士でお互いに日々の様子を見て、コミュニケーションをとることが大事ですね。声に出して話せば、楽になることも沢山あると思います。知恵を出し合えば、悩みから抜け出すヒントを得ることも出来るんじゃないでしょうか。身体の健康と心の健康、どちらも大切ですから、みんなで気をつけ合いましょう。
6.ちょっと気になる新聞記事。
今回は、9月16日(木)の北海道建設新聞の記事から、維持工事に関するものをご紹介します。
釧路開建管内の国道維持除雪を行う12社で構成する道路維持連絡協議会と発注者との意見交換会の様子です。
道路維持費3割強削減により、どのような影響が出ているかを検討する必要はあると思います。
これから雪が降ったら除雪作業が出てきますが、これまで通りの品質で作業をするためにはどうすればいいかを、みんなで考える事は有意義でしょう。
弊社も、職員全員一丸となって、維持除雪に当たりますので、除雪作業をしている作業員を見かけたら、暖かい目で見守って下さいね。
5.交通事故死ゼロを目指しましょう!
平成22年10月1日(金)〜11月30日(火)は、建設産業交通安全推進北海道支部が主催する総ぐるみ運動の期間となっています。
工事追込期における、建設産業関係者による交通事故死ゼロの達成を目指すことが目的です。

その重点項目は、以下の通りです。
 1.安全確認と安全速度を習慣づけよう。
 2.シートベルトの着用を徹底しよう。
 3.工事現場周辺道路の交通事故防止に努めよう。
 4.過労運転・過積載運行を防止しよう。
 5.デイ・ライト(昼間点灯)運動を推進しよう。

建設業とは関係なく、普通に運転している方々の中にも、まだまだ後部座席のシートベルトを着用していない方を見かけることがあります。平成21年度のデータでは、乗車中の死者118名中45人がシートベルト非着用、その中で、着用していれば28人が助かった可能性があるという数字も出ています。
これから冬道になって、益々安全運転に神経を使わなければならなくなります。日頃から疲れを溜めないような生活を心がけることも大切ですね。
みんなで安全運転をして交通事故死ゼロを達成しましょうね。