桜の季節も過ぎ
6月になりましたね。周りを見渡すと、緑が濃くなっていくのが分かります。蕗が葉を茂らせ、木々が芽吹き、1週間経っただけでも風景が変わってきます。北海道には梅雨はないと言いますが、やっぱりこのところ雨がちな日が続きます。その雨を糧にして、草花や木々も伸びてゆくのでしょうね。あんなに冬の間何もなかった地面に、約束したように、初夏になると草花が芽吹く。命の種は、地面の下にしっかり生きていたんだなあと、毎年感心してしまいます。
さて、皆さんはお元気ですか?
風邪などひいていませんか。仕事を一所懸命するのもいいですけど、私生活を充実させる時も大切ですよ。メリハリつけるのがポイントですね。
それでは今月も張り切っていきましょう。
平成18年 6月15日
1.安全大会を開きました。
北海道建設新聞等で、5月に各企業が安全活動を盛んに行っている様子が伺われますが、弊社も繁忙期を前に、5月26日(金)労働災害ゼロ、交通災害ゼロを目指し、協力会社を含めた合同の安全大会を実施しました。
弊社社長が、最近の建設業における労働災害の状況を説明。弊社は昨年11月に認証取得した労働安全衛生マネジメントシステムOHSAS18001を運用し、リスクの低減に努めており、今後も労働災害ゼロを持続するために努力していくことを力説しました。
その後、安衛管理者から今年度の労働安全衛生方針について説明がありました。
ちなみに“労働安全衛生方針”とは、労働安全衛生マネジメントシステムOHSAS18001に乗っ取って、毎年年度初めに社長がたてる、労働安全衛生についての方針です。毎年見直されます。さらに各部及び各現場では、方針を達成するべく労働安全衛生目標をたて、行動計画をたてます。方針が毎年見直されるので、目標や行動計画も毎年立て直します。目標は立てるだけでなく、その達成状況についてもモニタリングします。安衛管理者は、定期的な達成状況の報告を受け、社長に報告し、その結果が次の方針に反映されていく訳です。(労働安全衛生方針については、弊社ホームページの“基本方針”のページをご覧下さい。)
さて安全大会では、引き続き北海道電力葛路統括電力センター送電グループから講師をお招きし、『送電線付近における工事の災害防止について』の講演を頂き、続いて北海道釧路方面釧路警察署、地域課、白糠交番の所長様より交通事故防止について、今回は事故で亡くなった方のご遺族の立場から交通事故を見つめるという講演を頂きました。
『送電線付近における工事の災害防止について』より、お聞きしたことをかいつまんでお話しすると…
 @送電線、配電線の近くでの作業では、以下のことに気を付ける。
    安全作業計画を立てる。
    クレーン車にはアースを付ける。
    専任の管理責任者を置く。
    作業範囲制限装置付きのクレーン車で作業する。
    狭い場所での作業は避ける。
 Aもし感電事故が起こったら
    大声で知らせる。
    感電したクレーン車に触らない。オペレーターはクレーン車に触らずに
    クレーン車から飛び降りること。
    第三者がクレーン車に触れないように手配する。
大変ためになるお話しを伺うことが出来ました。ありがとうございます。
特に、送電線は高電圧なので、直接触れなくても感電することがあるというお話しには、びっくりしました。
安全大会では、平成18年度年間安全スローガン表彰も行われました。今年は、協力会社も含めた全ての会社からスローガンを募集しました。審査の結果、次の3つの作品が受賞されましたので、ご紹介します。
  優秀作  『小さな改善積み重ね さらに高めよう職場の安全、家族の安心 ヨシ!』      竃リ村工務店 様
  佳作    『創意と工夫でリスクを減らし、目指すは職場の危険ゼロ ヨシ!』           山根土建
  佳作    『毎日変わる危険箇所 小さな改善 大きな安全 ヨシ!』               潟Vバタ鐵工業 様
最後に、参加者全員で安全スローガンを唱和し、今年のゼロ災に向けて全力を尽くすことを誓いました。
同日、安全大会後、場所を移して国道38号線沿いで、交通安全街頭啓発活動として、走行中のドライバーさんへの安全運転呼びかけも実施しました。先月の“ちょっと一息”でお知らせした安全看板の場所です。弊社と協力会社から約80名が参加し、沿道でドライバーさんに安全運転を呼びかける旗を振りました。また、リーフレットやお茶等を配付し、安全運転への協力をお願いしました。
北海道は直線道路も多くて、ついついスピードを出してしまいがちですが、事故が起こると悲しいことばかりです。
みんなで安全運転を心がけ、一つでも多くの事故を防ぎたいものですね。
2.小学校の遊具を美しく。
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弊社では、常日頃より地域に根ざした企業を目指し、何か地域貢献出来ることがないかと、周りの皆さんに声を掛けておりましたところ、白糠小学校から声を掛けて頂きました。校庭の遊具がさびてきて、使用する子供達の手が危ないというお話しでした。
早速、弊社の土木部、建築部の協力の下、5月下旬に作業をしました。約5日間に渡り、5、6人ずつの作業の結果、鉄棒と登り棒を美しく仕上げることが出来ました。
まず、さび落とし。ベビーサンダーを使用し、さびを落としていきます。次にさび止めを塗布。さらに、ペンキを塗ります。
子供達が楽しく遊ぶ遊具です。カラフルで明るい色に仕上げました。
作業した職員によると、さび落としが一番苦労した様子でしたが、何とか満足できる仕上がりです。
白糠小学校では、20分休みや30分休み、昼休みなどに校庭の遊具で遊ぶ子供達が沢山いるそうです。これから暖かい季節になってくることですし、元気に安全に遊んでほしいと思います。
弊社では、今後も協力できることがありましたら、積極的に取り組みたいと考えています。
これからも地域の役に立つ企業で在りたいと希望しています。
3.いよいよ三大祭りが始まるよ〜!!
世界では今、2006サッカーW杯が盛り上がっていますネ。
開催国ドイツでは6月9日から7月9日まで熱狂でいっぱい。サッカーファンはたまりませんでしょう。優勝はどのチームかなあ。
札幌では若者達が躍動感に溢れる熱気ムンムン。テレビ画面にヨサコイソーランが放映されておりました。350組の出場で、笑顔あり涙あり、第15回を盛り上げて、冷えた北海道民に元気のリズムでパワーを与えて下さいました。私も若かったら踊ってみたい〜。
各地で盛んにイベントが行われている最中、6月25日(日)、白糠でも三大祭りの一つ、第10回“港in白糠大漁まつり”が開催されます。
今年は、歌手の香田晋さんのオンステージが用意されています。その他にも海上保安庁のヘリコプターによる色の付いた煙を出しながらのデモンストレーションや白糠小・中・高のブラスバンドによる演奏、海産物が当たるビンゴゲームなどがある予定です。食べ物の露店もあり、海産物や、白糠酪恵舎のチーズをのせたハイジパンなど美味しい物が沢山ありますよ。
ちなみに、毎年ビンゴゲームで、白糠でとれた海産物を必ずゲットして帰る私です。タコがまるまる1匹もらえて、ほくほくして帰る気分は格別です。イクラの醤油漬けも美味しかったですよ。
弊社では、そんな“港in白糠大漁まつり”を盛り上げようと、宣伝活動をお手伝いしています。こんな車を見かけたら、是非白糠へ足を向けてみませんか?
弊社の社有車にポスターを貼って走行中です。見かけたら是非いらして下さい。
4.バレーボール大会開催。
6月10日(土)、白糠町バレーボール協会主催の第23回道東中学バレーボール大会が、白糠総合体育館で開催されました。
釧路、根室、網走の各管内から、男子7チーム、女子11チームが参加し、試合が行われました。
白糠からは、白糠中学校男子チーム、女子チームと、庶路中学校女子チームが出場しました。
優勝は、男子が白糠中、女子が中標津中で、白糠中女子チームは惜しくも3位でした。
優勝した白糠中男子のレベルは、全道的にも高いもので、中体連の全道優勝を狙っているとのことです。
今は、小学校2年生の低学年からバレーボールに触れ、低迷していたバレーボールも非常に盛んになってきていますが、心配なのは、少子化の影響で将来的にチーム作りが困難になってくるのではないかということです。
是非スポーツの火を消さないで、バレーボール人口が増えてくれることを願っています。
5.すわ、地震?
最近、大小にかかわらず地震が多い気がします。
弊社では、地震、火災、交通事故等の緊急時に備えるために“緊急対応規定”を定め、その中で、リスクを低減するための計画及び手順を設定することを定めています。
システムに従い、6月9日(金)には、全社的に地震が発生したという仮定で、地震災害訓練を実施しました。
突然停電されて、『地震の訓練をします。津波の心配はありません。』って言われた時は、ビックリしました。手順書片手にモタモタしてしまいました。
総務部では、電力確保のため、発電機を動かすことになっているのですが、その発電機がとても重たい…。男の人に玄関の外に出してもらいました。総務では、発電機の動かし方を図に書いて、発電機に付けていたのですが、いざとなると、「この番号のつまみは何処?」っていう具合でうまくいきません。普段見慣れていないので、手間取るばかりです。電話、無線、パソコンの電源を確保するだけでも、敏速っていうわけにはいきませんでした。
この訓練を通して、改善点が沢山あることに気づきました。早速総務の会議で、改善点について話し合ったところです。本番に備えて手際よくするためにも、やっぱり訓練は必要だと再認識しました。
全社的には、地震発生後、道路のパトロールを実施し、異常の有無を確認したり、どこまで無線が繋がるかを確認するなど、緊急時の手順に不備がないかどうかを検討しました。
手順には、夜地震が発生した場合など、いろいろなバージョンがあるのですが、今後も緊急時に地域のお役に立てるよう、訓練を重ねていきます、
災害は忘れたころにやって来る。皆さんも気を付けて下さいね。
6.ニコチン依存症について
最近、タバコを吸う人にとっては、厳しい状況が続いていますね。何処に行っても『禁煙!』ゾーンが増え、喫煙者は隅に追いやられている気がします。しかし、建設業界では喫煙する人が相変わらず多いですよね。タバコが身体に良くないと分かっていても止められないというセリフをよく耳にします。
もしかしてニコチン依存症では?
2006年4月から禁煙治療に健康保険が使えるようになったそうですよ。この辺で禁煙した方がいいんじゃありませんか?
ちなみに無条件に健康保険が効くわけではなく、医師にニコチン依存症と診断された上に、
  (1日の喫煙本数×喫煙年数=200)
の条件がクリアされなければならないそうです。これは日に20本、10年間吸った量に相当するそうです。
以下は、大阪府立健康科学センターのニコチン依存症スクリーニング・テストです。5個以上が当てはまると、ニコチン依存症と診断されます。

        

     @ 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがあったか。
     A 喫煙や本数を減らそうと試みて、出来なかったことがあったか。
     B 喫煙したり本数を減らそうとしたときには、タバコが欲しくてたまらなくなることがあったか。
     C 喫煙したり本数を減らしたときに、次の症状のどれかがあったか。
        (イライラ、神経過敏、落ち着かない、集中しにくい、憂鬱、頭痛、眠気、胃のむかつき、
         脈が遅い、手の震え、食欲または体重増加)
     D 4の症状を消すために、またタバコを吸いはじめることがあったか。
     E 重い病気にかかって、タバコがよくないと分かっているのに吸うことがあったか。
     F タバコのために健康に問題が起きていると分かっていても、吸うことがあったか。
     G タバコのために精神的な問題が起きていると分かっていても、吸うことがあったか。
     H 自分はタバコに依存していると感じることがあったか。
     I タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かあったか。

        

「はい」1点、「いいえ」または「該当しない」0点とし、計5点以上なら「ニコチン依存症」と判定するそうです。あなたは、何点ですか?
                                                  『プレジデント2006年6月12日号引用』
7.気になる新聞記事。
今月から毎月、北海道建設新聞の記事から気になる記事を一つ、皆さんにご紹介していくことにしました。今月は5月30日(火)の記事です。